[031] 残業、休日労働の抜け道(日経新聞)

残業規制はかかりそうだが「抜け道」はあるっていう記事です。

「抜け道」という言葉に、魅力を感じる自分が情けないと思いつつ、我慢する気持ちをどうにもできない自分にもやもやとします…

そんな自分を省みつつ、「抜け道」を知りたいひとは、わたしだけではないかもと思いなおし、すこし解説してみることにします。

実は、この「抜け道」新聞をよ~く読んでも、なかなか理解がすすみません。
言葉の定義がすこしあいまいなところがあるからです。

新聞記事には「年間の残業時間に720時間(月60時間)の上限を新たに設ける」としています。

さらに「月45時間という上限を超えて残業させることもできるが、回数は年間(6カ月)までに制限」とされています。

また「単月で100時間未満、2~6カ月平均で80時間を上限とする残業時間規制…」とも書かれています。

さて… 何気なく読んでいた新聞記事ですが、

ここには4つの具体的な数字があきらかになっています。
すこしまとめると次の通りです。

①「残業」は、年間720時間
②「残業」は、月45時間超えは年間6回まで
③「残業」は、単月100時間未満
④「残業」は、6カ月までの平均80時間

新聞記事には、この①②③④のいずれも「残業」という言葉で表現することが多いのですが、
実は①②と③④では意味がことなっています!

①②は 「休日労働」を含まない!
③④は 「休日労働」を含む!

「ええ~」ですよね…

「休日労働」とは、休日返上のあれ…ですが、同じ「残業」という言葉なのに、意味がちがうとは衝撃ですよね。

この他にも「残業規制」のルールがこまごまありますが、それらをクリア?するためには、いちいち「残業」という言葉の意味を確かめなければなりません。そして、晴れて?ルールを破ることなくクリアすれば「残業」は(表向き…)年間720時間となっているにもかかわらず、さらに「休日労働」を240時間する(させる)ことができることになります。

それらはあわせて960時間になります。

そのことについて、積極的にどこにもかかれていないこと…
これが「抜け道」の正体です。

なんだか、むずかしくてすこしがっかりですね。

とはいえ… 法律が改正されれば、いままで以上に時間管理が必要になるのは間違いありません。

法律が施行される前に、充分準備することが規制にかからない一番の近道だと思います。

しかし… この「抜け道」理論!には、とても大切なポイントがあります。
どこかで理解しておかなければ、働く時間管理はできません。
知らないのは、自分だけになりたくはありません。
そこで、次回から5回連続で、少し深堀をしてみます。

具体的な例を用いて、この「抜け道」の性質について、なるべく現実の仕事に引き寄せて解説してみたいと思います。

今日の記事ネタまとめ
①「残業、休日労働の抜け道(上限の年720時間超も可能)」H29.3.18土 日経新聞
②「「月100時間未満」最終調整(残業上限規制案 連合と経団連)」H29.3.10金 中日新聞
③「脱時間給 今国会見送り(臨時国会、働き方改革と一体審議 政府・与党)」H29.4.12水 日経新聞

2017年06月23日|ブログのカテゴリー:残業規制